東の池波さん、西の向田さん。
この仕事をさせていただき、たくさんのお会いしてみたい方とお仕事したけれど、永遠にかなわないお二人がいる。
それが、池波正太郎さんと向田邦子さん。
小説作品を読んで、劇中、エッセイの中に登場していたメニューを作ってみたいとおもったのもこのお2人だったな。和布の炒め物最高!

赤坂の向田さんの妹、和子さんがやられていた「ままや」も、私は1度だけ訪問することが叶ったんだけど(時の編集部の上司が私の向田さん好きを知って、連れていってくれた)、先日、部屋の掃除をしていたら友人からの手紙が入ったお菓子の缶から、「ままや」のマッチが出てきて、いろなことを懐かしく思い出し、あまり思い出したくないことまで思い出してしまった。「ままや」の閉店は私が24歳。私が結婚した年(笑)。


そういえば、上京したての頃、聖地巡礼とばかりに住宅地図片手に向田さんのマンションがある表参道や打ち合わせをよくしていたというホテルオークラ、池波さんと会えるわけもないのに山の上ホテル、麹町の日本テレビ・・・などを巡ったこと(今で言うストーカーよね・・・)など、あの当時だからできた所業だとなぁと思いつつ、あれから数十年たった平成30年でも、対象が変わっただけで相変わらず私の巡礼“おっかけ癖”は治ってなくて、向田さん流に言うと今でも、自分に合う『手袋を探して』いる最中だったりするし、私もくしゃくしゃになった赤い折り鶴派(笑)。