2012 年のアーカイブ

なぜ映画館で映画を観るんですか?

こんばんわ。本日面白い質問を見つけてから、1日ずっと考えておりました。
その質問とはこんなようなもの(ような、としたのは、あえてです)。

「僕は映画好きですが、『映画館好き』ではないため、今上映している作品を、『今見たい!』と思ったこともなく、少し経てばブルーレイになるから、それからでいいやと思ってしまいます。迫力ある画面や音響云々・・・という理由ではなく(もっぱらホームシアターを完備し、自宅でソフトを楽しんでいますので)みなさんが映画館に行く理由ってなんですか?」

この質問、まだituneが世の中になかった時代に、音楽CDをネタに同じような議論を当時の編集部でしたなーと思い出しました。

ということで、結論から。
私の回答は、この映画がなぜ作られたのか、どういう意図で演出されているのかなどを、「(できれば)1回で」理解したいから(※個人的なことですが、私は大事にしたい、何度も見たいと思うものをパッケージで買う傾向があります)。映画館で上映されることを前提で撮っているので、制作者の意図のサイズで観る必要があるから劇場に行くわけです。
もちろん、スマホの画面で見るように撮影しましたって言われたら、スマホで観賞すると思います。

でも、私は映画館に映画を見に行く行為は好きですが現状の飲食自由な映画館のスタイルは嫌いです。※理由も理解しておりますが、やっぱり音が気になるんです・・・。理由は後述。
あ、上演後、パンフレットを購入して、答え合わせするのも好きだったりします(笑)。

テレビはテレビサイズでの演出があるし、映画も同様。映画館のような大きい画面だからこそ気がつくように作られている伏線や仕掛けがある作品は多いです。こだわりが強い監督さんほど、この手の演出は多いような気がしますが……。

だから映画を観るときは、「おっしゃ」って少し気合が入ります。
作り手から「どうだ!」と挑戦状をたたきつけられているような、勝負にも似た感覚。
1分、1秒、一句、音、どれも逃したくない――。
だから、1本見終わると結構ぐったりします。
でも、映画を観るために劇場に足を運ぶ人の半分程度は、この感覚に賛同してもらえるとも思ってます。
こういう見かたも、映画を観る楽しみのひとつですしね。
若い頃は経験値も少ないので、1度見てもわからない作品が多く、何度も映画館に通えなかったので、ビデオを買って何度も見なおしたものです。

冒頭の音楽の話に戻りますが、当時、同僚と近い将来ダウンロードで音楽が買える時代になるという話をしていて、「でもジャケットも含めて音楽なのでは?」という私の問いかけに「でも、アートワークは純粋にいうと“デザイン”で“音楽”ではないよね」という回答をされてしまい、納得してしまったワケですが、今思えば、これも映画館で映画を観る理由同様、ジャケットからアーティストがこの作品に込めた思いや考えていることを、少しでも理解したいから。という思いのほかならないと思います。
だから、アルバムインタビューも読むわけですな。納得。

ただ、これらは、私は少なからずものを作る仕事をしているから、このような見かたをするわけで、映画ファンや音楽ファンがみんながみんなこう思うわけではないハズです。ま、個人的な意見ということで。

最近は劇場上映での制作費回収は見込めないので、上映中にすでにパッケージの発売が決まっている作品が多いところからみても、今回質問されたような方が近年は多いと思います。昔はテレビで放送されるか映画館でしか画が見られなかったのに、今はレンタルだって、配信だってある。だから、観る人はどんな風に観賞したっていいと思います。

今回の質問のかたは違ったけれど、劇場から足が遠のいている理由に料金の問題はあると思います。
現在の日本の映画1本1,800円は高い。これが仮に500円だったらお客さんは戻ってくるんだろうか。
この手の実験を今後の映画界のためにどこかでやったほうがいいと思うんだけれどなぁ。~大捜査線とか、自衛隊の映画あたりでいかがですか? あ、両作品とも次回作はないんだった! こりゃ失礼。

マクロス、はじめました

すっかりここもご無沙汰になってしまい・・・。
情報のまとめもかねて、過去のエントリーを整理していたら、大掃除の最中なつかしいアルバムを見つけて読み返してしまうアレ、そんなセオリーどおりのトラップにひっかかりまして……。
2006年の記事に目を奪われました。>>4ちゃんねるに見るキャスティング術
やるな自分(笑)。この頃にマキタスポーツさんに目をつけているとは!

もうすっかり有名になったマキタさんですが、今後の活躍も期待したいところです。
サンキューさんとプチ鹿島さんとの3人で放送している、「東京ポッド許可局」も回数を重ねるごとに深みを増していくといいますか。だいたいこの手のサブカルものって、ある程度やるとルーチンになっていくのですが、この3人は違いますね。
この3人の、針の穴に糸をとおすかのような、ニッチなテーマを(だからこそ)バカ真面目にどんどんどんどん掘り下げていく手法は、リスナーを中毒にさせる。こちら側も深くみにハマっていくんですねぇ。いや、むしろ好んで。
そんな番組です。>>東京ポッド許可局
ご興味あるかたぜひ。

とまぁ、前フリが長いのですが、本題はここから。
ロボットアニメといえば、エヴァ、ガンダム、攻殻機動隊、ドラえもん、ロボコン、くらいしか知らない私。しかもまともに全シリーズ見ているのはエヴァと攻殻くらい。まぁ、正直、私程度の人はいくらでもいると思います。

そんな中、数ヶ月前、友人が「マクロスF(フロンティア)」という映画を貸してくれたので、アニメだしサクっといけるかな~なんて思い見始めたら、まんまとハマりました。

正直、すごい熱狂的なファンがいる作品だし、女の子やたらおっぱい大きいし。とか思っていたんですが、演出とか画角とかがものすごくカッコよかったです。終始、あぁ、「男の監督さんの作品だな」というのは感じましたけれど。
マクロスシリーズはミュージカル戦闘バトルアニメのような感じで、ヒーローは戦闘機に乗り、ヒロインが歌い、敵をやっつけるというのが根底にある物語。そんな中、ちょっとお色気系もアリなジャンルらしく、戦闘機のシーンと、女の子のシーンでの画角、演出が結構あからさまにわかりやすくついていて、おもしろかったです。しかも女の子の画角の中でもシリーズのファン男性の趣味、ツボを得てる感じのカットであろうものもいくつか入っており、ちょっとびっくり。
とはいえ、さじ加減はものすごく上手。普通に見ていたらたぶん気にならないレベルにまで薄まっていて、日本のアニメ演出すごいなと思った次第。

劇場版を観て、この“マクロスイズム”みたいなものに、まんまとハマって興味を持った私は、現在、過去作品の旅に出ております。
初代の「超時空要塞マクロス」が放送されたのは、今から30年前だそう。30年前はPCもないですしセルは手描きだったはずだし、作品そのものと制作背景のバックグラウンドに感動を覚える私です。
しかし、当時の作画家さんは、みなさん画が上手い。感動。地頭ならぬ、地画力。基本あっての応用だなとつくづく。
あれだけの作品をすべてアナログで制作していたなんて。なんて素敵な時代だったんでしょう。

私の旅はまだまだ続きます。いつの時代も、歴史があるものを振り下げていくことは楽しくて仕方ないですね。
知見蓄積万歳!!(笑)

そのうち、部屋にいろいろ増えてきたら写真でもUPしようかと思います(笑)。

#結構マジでオススメしてます。マクロス。戦闘機もカッコいいし、キャラもかわいいよ。だまされたと思ってぜひ。
あ、ガンダムよりは子供向けです。

ここ最近のこと

放置しすぎててすみません。

そのあいだ、ちょっとばかし旅に出ておりました。
完全プライベート。しかも一人旅です。
いろいろハプニングもありつつ(こういうのが、私らしい)、
楽しい旅行となりました。
ANAのコピーではないですが、

「何もしなければ何も起きない」
「飛ぶか、飛ばないか」
「海をこえよう。
言葉をこえよう」

まさにそんな感じでした。

社会人になってから20年弱。これだけまとまった休暇をとったことがなかったこともあり、ありあまる時間を贅沢に使わせてもらいました(主に読書とゲームだけど……)。
おかげ様で、小説3冊、ビジネス書2冊、漫画1冊、ゲーム1本消化です(笑)。

帰国後は、同業者の後輩というか友人からポートフォリュオを頂き拝読。
坂本光司氏へのINT原稿だったのですが、この時期にこのINT原稿を読めたことに何かを感じずにはいられなかったですね。
私達の仕事はその世界、業界の一線で活躍されているかたにお会いする機会が多く、日々刺激を受けているといっても過言ではないと思います。だからこそ、それらの仕事から、無自覚でしたが、かなり自分が影響されていたんだということに今更ながら気が付きました。
INTは作られたコメントかもしれないけれど、それでも。

後輩の原稿を読み、全く自分の心に響いてこないのは、私が変わったわけではなく、単純にシンパを感じていなかったんだということを再確認できた感じ。ありがとう!

また、久しぶりに秀逸だった月9「リッチマン、プアウーマン」も完走。
マーケティングリサーチ力にただただ感動を覚えました。
やはり共感のマジックを操れるモノがエンタメの覇者ですな。

そんなこんなで、元気です(笑)。

ということで、最後にANA創立60周年のコピーを。

何もしなければ何も起きない。
行かなければそれはやってこない。
飛び出さなければ世界は変わらない。
すべてのひとの心に翼はある。
使うか、使わないか。
世界は待っている。
飛ぶか、飛ばないか。
海をこえよう。
言葉をこえよう。
昨日をこえよう。
空を飛ぼう。

Editor never goes out of style.

ひとつの区切りがつきました。

さまざまな経験をさせてもらいながら、好環境の中、日々ぶつかりながら、自分なりに精進をしてきましたが、
新たな道を歩み出すことにしました。
年齢のことを考えると怖いけれど、やらないほうがかっこ悪いな、と思って。
つくづく、自分の性格が恨めしい(笑)。

若い頃のソレは“挑戦”“飛躍”なんて呼ばれるかもしれません。
ただ、私の年齢であれば“無謀”と呼ぶのかも。

ただ、この年齢だからこそ、最後だからちゃんと仕事がしたい。
基本に立ち返えり、研ぎ澄まされたモノを作りたいのです。

「これを作った」

恥ずかしくなく、人にそう言えるように。

今、新しいフィールドにワクワクしている自分がいます。
月9じゃないですが(笑)。私にとっては始まりの日。
楽しみます。

#お仕事関係のかたには、また落ち着いたらご連絡します!

HAPPY WEDDING!

先日ひさかたぶりに、友人の結婚式に参列しました。
私達世代の結婚ラッシュはすでに遙かかなた……。
同世代というと、もう挙式、披露宴というスタイルではなく人前式が多く、レストランや海外で挙式を済ませ、帰国後二次会兼パーティーというスタイルが定着しつつあります。

そんな中、フルコースの“結婚式”。
若い世代の友人ということもあり、カルチャー的なギャップも楽しもうと思っていましたが、意外とフォーマル。
しかし、笑いのたえないアットホーム、あたたかい式でした。

結婚式は楽しまなくちゃソン。と言いますが、緊張の中で友人も式を楽しんでいた様子。
よかったよかった。

もう友人というより、親戚の結婚式に招待される回数が増えてきたこの頃ですが、
何度出席しても結婚式は人を幸せなきもちにしてくれますね。

ゆみえちゃん、末永くお幸せに★
おめでとーー!

2012年後半戦

6月に1度も更新していない体たらく。
それなりに忙しい日々でした。

気がついたら2012年も半分が過ぎ……。なんて話は、どうでもいいですね。
そうですね。

日々精進しております。
インタビューもボチボチやってます。
WEBもちょっと作ってます。
CDは作り終わりました。
製氷皿は付きませんが、よろしくお願いしたいところです。

無事校了

連休前に大きな山がひとつ片付きました。無事に。
完成後、あーでもない、こーでもないと、いろいろ思うところがあるのはこの仕事の常ですが、心を込めて制作させていただきました。今回もありがとうございました>関係者様

本当に今回は時間との勝負。半日でも予定がずれたらアウト。
久しぶりに校了日、ドキドキしました。
いやー、こんな緊張感いらんわッ!(笑)
でもまぁ、無事校了できてよかったです。

制作期間が長いからといって、いいものが作れるわけじゃない。
その逆もしかり。

今回もたくさんの先輩たちに助けていただきながら、勉強させていただきました。
ありがとうございました。

こういう気持ちが好きで、もう1回、もう1回って思っているうちに、こんな歳になってしまったわけなんですが、でも、きっとみんなもそうなんじゃないのかなぁと最近改めて思っています。

志が高い人同士とのお仕事は、本当に襟が正されます。
次の現場も頑張っていこー!

お疲れ様でした! 打ちあがりましょう(笑)

あの丘をこえて

毎度のことですが、出版、編集業界には【GW進行】というものが存在し、連休は印刷所がお休みになるため、いつもより入稿の進行スケジュールが早まります。
そんな中、連休前に大きな戦を2本やっつけることになり、関係各所の協力を仰ぎまくって、なんとか無事ゴールが見えてきたところ。
このまま事故なく、発売されますように……。

そんな中、落語に続く、例のドラマCD企画第二弾の情報が解禁になりました。公式サイトはこちら>>『Two of Us』
今回は聾唖のパティシエが主人公の切ない大人向けのラブストーリーです。
昨今の完全看護型の制作物とは対局にある(笑)、説明不足のドラマCDです。
発売は7月20日です。まだ先ですが、皆様よろしくお願い致しますm(__)m

先日、この収録があったのですが、やっぱりインタビューがとても面白かったな。
今回も原稿を書いたのでお時間あればぜひに。
やっぱり声優業の皆様にはもっと掘り下げて仕事の話しを聞いてみたい。それにはまずは私がもっと修行しなければならんのですけどね。

世間ではもうGWというヤツなんですね(笑)。昨日ものすごく道が渋滞していて理解しました。

Hands Of GOD

LIVE

LIVE

今夜はSALTこと、塩谷哲さんのライブへ。なんと、SALT BANDとしては10年ぶり。うわー。そんな前なのかぁ・・・。以前はブッチャーさんがいらしたときで、幸運にも私はそのライブを見ています。いろいろ思い出しました。

さて、
今回は“SUPER SALT BAND”として。
最終日ということもあり、会場は満員御礼。塩谷さんにゆかりの深いアーティストのかたも大勢おみえになっておりましたわ。なかでも、なんと小曽根さんは塩谷さんに呼び込まれ(笑)、一曲、連弾。
一流ミュージシャンたちの今宵限りのインプロヴィゼーションの応酬。
なんて贅沢な音空間。
まさか今夜小曽根さんのプレイを拝聴できるなんてゆめゆめ思っていなかったから余計。

塩谷さんと小曽根さんといえば、以前『デュエット』というアルバムを、両者名義でそれぞれ1枚ずつリリースしており、これまた素晴らしい作品なのですが、そのときのライブを彷彿させてくれました。
芳醇な音に包まれたあの時間は、うっとり以外ないですね。

セットリストは『SALT3』『88』からが多かったかな。来年はSUPER SALT BANDとしてアルバムをリリースするそうで、こちらも楽しみです。またライブで聴けると思うと、今から期待ふくらみまくりです。

今宵のあの時間もすでに過去のもの。
これからも記憶に残る音をできる限り体感していきたいものです。
それにしてもステキな音たちでした。

また、友人とも素敵な時間を過ごせました。ありがとーー。

【備忘録】ロケハン、デザイン、構成案、国会図書館

サムササイさんですか?

blogで書くことではないこと、充分承知ですが、本日は個人的なことを書かせてください。

先日、仕事で大変お世話になっていた方が急逝しました。
まだ全然実感というか現実じゃなくて。
気持ちがついていきません。

一度書かないと前に進めないと思い、書き記します。

私にはこの仕事を目指したきっかけがあり、目標? がありました。
その目標を実現させてくれたのが、ほかでもないこのかたでした。

「仕事はいつでもワンチャンス」

フリーであれば、これは痛感するフレーズです。
オファーがあっても、その仕事でポカをしたら、次は二度とない。
だからいつでも本気です。

まだ全然恩返しできていませんでした。ここからだったのに。

やっぱりまだうまく言葉にできなくて。
それでも仕事はやってくる。

ただただ無念です。

昨年最後に打ち上げでみんなで撮ったポラが最後の写真。
でもこのポラはみんな本当に楽しそうに写っている。
このチームでは私は一番下っ端ですが、それが心地よくて。
緊張もしますが、すごく安心しちゃうんですよね。みなさんに守られているからだと思いますが。

まだそこから抜けだせません。
それほど私にとっては大きなおおきな存在のかたでした。
ご冥福を・・・と言わなければいけないのですが、まだあと少しだけ、少しだけ時間がかかりそうです。

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