「綴」
「路地恋花」という漫画を購入しました。
たまたま書店で見つけた1冊。こういう出会いがあるので、本屋さんとCDショップが大好きです。
上記は京都の路地に軒を連ねる、若手創作人、作家たちの日常を描いたオムニバス形式の物語集。
第1話目の主人公は「本職人」。つまらない表現をすると、フリーで“自費出版事業”を生業としている女の子と元ミュージシャンのお話。自費出版と商業本の決定的な違い・・・。
それは
「思い入れ」を「思い出」にすること
でしょうか。この表現、見事だと思いました。
そんな素敵な言葉が、この漫画にはたくさんあります。
作品から醸しだされる質のよい空気感は、ヤマシタトモコさんのようにヒリヒリしたものとはまた違って、じわじわ心に沁みてくる作用が……。
偶然出会った1冊ですが、素敵な1冊でした。
ちなみに2巻まで刊行されています。オススメ。
【備忘録】本日。無事校了ー。大幅な直しもなくよかった・・・。今回ばかりは印刷屋さんと駆け引き勝負かなぁと覚悟しておりましたが、取り越し苦労でした。
関係者様、今回も本当にありがとうございました!! 最大級の感謝を。