赤壁の戦
私が「三国志」というものを知ったのは、小学生ごろ(だったと思う)NHKでやっていた、人形劇の「三国志」が最初だったと思います。当時は、わけわからなくて、全然楽しくない人形劇でつまらないなーと思っていたんですよ。
それが、小学校5年のときの作文の時間に、歴史上の人物一人のことをまとめるという授業があり、私がテーマに選んだのが諸葛亮だったんです。なぜ彼を選んだのかもはっきり覚えていて、当時我が家ではB5サイズの世界の偉人シリーズ的な本を定期的に購読していたのですが(エジソンとかヘレンケラーとかそういう類)、丁度その授業があった月の配本の中に孔明があったんです。彼は戦術はもちろんですが発明家としても優れていて、紙芝居や熱気球などを発明したと書かれており、すごくびっくりしました。あとは、その絵本? にあった孔明のイラストがめちゃくちゃカッコよかったんですよ(えーー?!)。
ま、最後のは半分冗談ですが、そんなこんなで、諸葛亮から三国志を知りました。
そして、月日が流れ、ちゃんと“三国志”というものと向き合ったのは、専門時代に読んだ吉川英治さんの「三国志」。そのため、私の中の三国志は“吉川三国志”です。向き合うきっかけとなったのはPSの三国志。当時このゲームを死ぬほどやりまくっており、もっと武将のことを知りたくなって、購入したのが運のツキ。ゲームをやっていたせいか、すんなり時代の中に入りこめ、その面白さにぐいぐい引き込まれていきました。最後のほうは、自分で年表と相関図を書いて(覚えきれないので)、ゲームやっていたので、完全にアホですね。何事もある程度ゴールまでいかないと気がすまない性分は、昔からです(笑)。
さてさて、今回映画の『レッドクリフ』が公開されるにあたり、のっけからキャストの件でいろいろあり(当初孔明はトニー・レオンだったりね)、降板に次ぐ降板で金城さんに孔明のお鉢がまわってきたわけなのですが、結果的にこのストーリーと、金城さんの孔明でよかったと思っています。個人的に今旬だし。金城さん(笑)。
しかしーーー。当初の予定だった劉備(ユンファ)と孔明(トニー)のレッドクリフがどんなものだったのか気になるっちゃーなります(苦笑)。←一映画ファンとしての意見
先日パート2が公開された『レッドクリフ』。これにていよいよ完結です。私は一足先に試写で観ましたが、やっぱりスクリーンが小さくて満足いきませんでした。この手の映画はやはり大きなスクリーンと音がいい劇場でドカーーンと。ね。
どうやら明日テレビで、パート1が放送される模様。三国志のことをまったく知らなくても楽しめると思います。パート1は完全看護型で作っているので、ちょいちょい人物名のスーパーも出ますよ(個人的にはウザったいですが)。
人気ある歴史上の人物像は、ファンの数だけあります。当然三国志もまた、しかりです。私が吉川三国志であるように、『レッドクリフ』はジョン・ウー三国志なのです。
#あ、私は三国志ヲタではありませんので(笑)、誤解なさらぬよう。