元上司、編集長

週末、某版元で上司だった倉園さんの演奏を聴きに、都立大まで出向きました。

私はこの編集長から、人の怒り方をかなり学ばせてもらいました。
この仕事に就いてから、悪い意味で“人を人として怒れない”いい意味でいったら、怒鳴ることでしか怒れない人の下で働いていて、この業界はそういうものだよなぁと勝手に解釈してきたけれど、倉園さんと出会って“ひとりの編集者”として“教育”されているという感覚になったことは、私の人生の中でとても大きな意味を持っていると思っています。はじめて尊敬できた編集長も倉園さんでした。

もともと編プロからの流れで版元へという道のりを歩いてきた私にとっては、2つめの版元で出会った人が倉園さんで、結果的には会社を辞め、なんとなくフリーになったため、私の最後の上司が彼ってことになります。
そういえば私のエロ本作ってた経歴をおもしろがってくれて、やとってくれたのも倉園さんでした。
エロとIT、なんのこっちゃ(笑)。

人が人を育てるということは、本当に難しいことだと思います。
特に年齢が上がればなおさら。

フィールドは変わっても、今回に関していえば、生徒さんへの紹介やコメントは、私が編集部時代に感じたものそのままでした。上手く言えないんですが、個人を尊重して陥れる? というかいじる。一番大事なところは絶対に触れない。いじらない。

なんか発表会に行ったのに、そんなところに目がいってしまう私でした。
いや、演奏は言うまでもなく、素晴らしかったわけで、DAKEさんのヴォーカルが印象的でした♪

興味あるかたは是非一度~。私はオリジナルが好みです。