社会貢献
THE BIG ISSUE 日本版 http://www.bigissue.jp/ をたまに買うのですが、今回の特集は「発達障害」。とても面白かった。
THE BIG ISSUE ついての詳しい説明はwebページで確認していただくことにして、この冊子は簡単に言うと、ホームレスの自立を支援する事業としてスタートしたものです。特集によって売り上げも左右されるんじゃないかと思うし、たまたまハズレ特集にあたってしまった販売員は切ないだろうな。ちなみに、1冊300円。
THE BIG ISSUE に限らず、もちろん日々自分の生活に困っている人は、社会貢献どころではないと思うので、ここではおいておきますが、私たちくらいの年齢になると、若い頃よりは少しだけ自由に使えるお金が増えます。100万、200万の寄付なんてとても無理ですが、せめて自分の興味が持てる、というか感心があるジャンルへの社会貢献は積極的に行えるような国民性がほしいものです。海外の様子を見ているとなおさら。
日本人は「○○へ募金した」「寄付した」というようなことを、周りに知られることを美学としない国民性があります。
前にも書きましたが偽善色に見えるからでしょうね。そう思うのは自らも自分の行動を偽善だとどこかで思ってしまっているからなんですけど。本当は偽善なんかじゃないのに。
あとは周りから言われる「エライね」って一言が余計、そういう気持ちを助長してしまうんでしょうね。よくない風潮です。ホントに。
しかしまぁ、エラいね。って何でしょう。「エライねぇ。でも私はしない(できない)よ」ってことでしょ? きっと。
こんなこと、ちっともエラかないです。むしろできることがあるのに、何もしない方がよっぽど恥ずかしいことなんじゃないかなぁと、若い頃は思いもしなかったことを、今更ながらに思っています。というか、こういう価値観を幼いころに植え付けてくれなかった親に対して、少し文句いいたい気分です。
偽善のことを前述しましたが、その際、私がTBを打った先の塩谷さんがこんなことをblogで書いてくださいました。私はこの記事が塩谷さんから私へのアンサーだと思っています。※前述のリンク先のエントリを先にお読みくださいませ。コチラ
私も日々誰かに助けてもらって、生きています。
募金というものは、そのチャンスが無いとなかなかできないものです。募金を必要としている人は世界中にいくらでもいるし、その全てに応えることはとてもできません。それを理由に、特定の人だけに募金することを「偽善」として片付けてしまう人もいます。
でも僕はそう思いません。人とのつながりというのは何かがきっかけとなってできるもの。そして人間はひとりでは生きていけないのです。自分ができる範囲でいい、きっかけがあれば少しでもその事について考えてみる、それが大事だと思うのです。
塩谷哲の「先にいっておく、まめに更新しないぞ でもたまには来てね日記」2007年4月29日より引用