格差社会て何だ?
「親指の恋人」を読了。
携帯小説サイトで連載小学館のPR誌「きらら」で連載していたということで、一段落が短い。だからスルスルと読めてしまいました。
やっぱり石田さんってすごいな。やっぱり広告代理店勤務のキャリア、マーケティング、読者のプロファイル的なものは作品をつくるうえで大事だなぁと。
※設定などは編集者が考えたのかもしれませんが、それでもターゲットに合った作風で石田作品を作れるという才能はオンリーワンですねぇ。
石田さんと並列にするのはおこがましすぎますが、こういう感覚を得られると、今、自分がしていることも、これからの自分の糧になるんだ。90%の確率で。と実感できます。これは雑誌だけを作っていたら絶望的に実体験として知り得なかったことなので、ありがたいです。
いいことも悪いことも、経験が人生の役にたつということは頭で理解していても、身をもって実感する機会ってなかなかないもので、だからこそいやなことがあるとモチベーションが下がったりするわけなんですが、読了後のこういう気持ちが私を助けるというか、間違ってないんだと思えるというか、うまくいえないんですが「いいんだよ」って言ってもらっているようなそんな気分になります。物語とは全く関係ない感情なんですがね。