東洋・西洋 あなたはどっち?
小学生の頃から、新聞屋さんからもらう来年の暦が大好きでした。子供ながら、自分の生年月日から自分の九星を調べ、来年は真っ白だ、とか真っ黒だ。とか言い、一喜一憂していたものです。もう少し大人になってくると、吉方や凶方、1年のリズムなどを見れるようになり、引越しはこの方角で何月がいいのか、今年は五黄土星の人と相性がよくないのか、など、このとおりには生きていませんが、なんとなくアタマの中においておくくらいの知識で、今まできていました。
専門学生になって「FRaU」を知り、鏡リュウジさんの存在を知り……。※ちなみに当時の「FRaU」はデザイン・内容とも最強でしたね。初代ADであった岡本さんの洗練されたエディトリアルデザインは、私たち学生にとってとても刺激的で、うっとりでした。何度課題でレイアウトをパクった、いやいや、真似したことか。今でも当時の「FRaU」は捨てられずにいます。
鏡さんを知ってから、私はなんとなく鏡さんシンパになり、今に至りますが、あいも変わらず九星も好きでして、オマエはいったい西洋、東洋どっちやねん。と(爆)。そんな中、今なにかと話題の直居由美里さんにお会いする機会がありまして――。直居さんのことは風水よりもインテリアやリフォームに風水を取り入れている人というイメージが私の中では強くて、幽竹さんのようなイメージがなかったのですが、ガッツリ風水師さんでした!
鳥居さんより自宅の位置を中心に(自分の)吉凶方位を割り出し、ちょっとした旅行や買い物、デートの際役立てたら? と、今すぐできる風水をいくつか教えていただきました。外出するときなど凶方で行くよりは吉方で行った方が楽しくスムーズにいくのよ。とのこと。あぁ、やっぱり新聞屋さんの暦と同じだぁ。と、体感しました。
あと、ちょっと考えればわかることなのですが、風水は東洋の学問だけあって、中国や日本を中心に研究され発展してきたため、海外などではそのまま当てはめられないということですね。
北半球と南半球ではかなりの違いがあるだろうし、南極、北極ではそもそも方位の概念はあてはまらないでしょうし。
西洋も東洋も占星術というものは当たる当たらないではなく、学問ですし、内容は人生の指針(とまではいかなくとも)、現状把握のためのツールのようなものです。自分をより理解して、日々を過ごしていける知恵のようなもんだと理解して、上手に生活に取り入れていければ、おのずと何かが開けてくるのではないでしょうか。
そもそも何も努力もしていない人に、ちょっと家具の位置を変えたとか、通り道を変えたくらいで良いチャンスはめぐってこないというのが、私の持論ですけれど。