やっぱりよかった「ライアーゲーム」
テレビドラマの話をそろそろ書け。とミッションが下りましたので。。
今回のクールがスタートする前に、楽しみだと言っていた「ライアーゲーム」「セクシーアンドボイスロボ」が最終回を迎えました。「ライアーゲーム」は、そもそも映像が“ライアー”(加工=偽り)してて、こういうコンセプチュアルな感じも好みだし、色合いや、第一回目のとき美術とかも好きだったんですが、これに関してはじょじょに先細り気味で……。しかし、なんといってもさすがだなぁ。と思ったのは主人公2人の最後のワンシーンのみ、フィルター加工なしの“生”映像でした。このシメには、しびれました。最終回、3時間にする意味ってどこに? などと思ったことは内緒ですが、1回も見てない人でも最終回さえみたらストーリーがわかる。こんな作り方も今っぽいなぁ、さすがフジテレビ。TBSじゃないよなぁと、こっちの方面でも関心しきり。すごいマーケの力ですわ。
「セクシー~」は、毎回人生の格言のようなものが裏テーマにありまして、その作りが楽しかったです。松山さんの雰囲気とロボットおたくのキャラはあっていたし、ほかの登場人物もしかり。このドラマは何気にキャスティングがいいなぁと。面白かったです。
あと「私たちの教科書」「プロポーズ~」を、今クルー前に期待してる候補にあげたのですが、「私たち~」は、やっぱりリアルで面白いし、「プロポーズ~」はほんとつまらない。三上さんが素敵。正直そんな感想しかかけないです。
っていうか、やっぱりフジは、ドラマが上手になったなぁ。というか、フジのドラマの作り方が現代とあっているんだろうけれど、昔はこんな面白いって思うドラマ、フジにはなかった(作れなかった)と思うんですよ。関西テレビが作っているのは面白かったけれど……。逆に「特急田中3号」とかは、期待はずれ。すごい細かく作りこんでいるんだけれど、いかんせんお話にスピード感がないし、結局何を伝えたかったのか、全然わかりませんでした。いろいろなこと詰め込みすぎちゃったのかな。なんか偶然「夫婦道」の1回目だけみたけれど、これもなかなか面白かった。武田さんとか、橋爪さんとか、いい感じ。どこにでもある普通の家庭の普通の日常をあーだこーだ書いた作品になるんだろうなと、1話みただけでわかった。こういうのはわかりやすいです。
ってことで、まだ残っていますが、今クルーの私的ナンバーワンは「ライアーゲーム」でした。
大人になれば正直でいることが自分に対しての足かせになり、組織にいる以上、大半の人がその重圧に耐え切れなくて、嘘をついたり騙したりをするものですが、結局まっすぐな人にはまっすぐな友人ができるし、嘘つきには嘘つきの友人ができるものです。
そして自分は人のことを本気で考えてあげてないくせに、そういう人に限って、人からやさしくされることを望むんです。残念ながら今の世の中にはこういう人がとっても多く(自分の権利だけを主張するヤツ)、自分がされて嬉しかったことを人に対して返していこうという気がないヤツが多すぎます。飲み会の幹事とかもそうですが、「私にはできない」というのなら、相手にも要求するな。って話です。たまには「今度は私がやろうか?」ってどうしていえないんでしょうね。私にはこういう感覚がないので、理解しがたいのです。
話がずれてしまいました。
そんなこと言いながら、私たちは毎日を演じているわけで、本当のところは自分以外はわからないのです。
私は生きていて、ちょいちょい息ぐるしくなるので(まぁ、その中でも私は素直に生きているほうだとは思いますけど)、そんなところも、私がこのドラマを面白いと思った理由かもしれません。