「アイシンシーホース」というチーム

まだjbリーグが発足する前、かれこれ6,7年ほど前になるでしょうか?
たまたまテレビで「アイシンシーホース」というバスケットボールチームのドキュメントらしい番組を見ました。
シーホースも今は、スーパーリーグで活躍し、今年もJBLスーパーリーグで3位になるなど、とても優秀な成績を納めています。
私は唯一といっていいほど、スポーツ観戦だけはあまり興味がありません。なのでこのblogでもスポーツのネタがエントリとしてあがることはほとんどなかったかと思います(サッカーだけはちょっと例外)。

さて、その「アイシンシーホース」。実はとても特筆すべき、異色のチームなのです。
私が見た番組は「アイシンシーホース」というチームと鈴木貴美一監督(現在全日本のヘッドコーチですよね?)の奮闘記的な内容でした。
鈴木監督は、怪我や故障でチームを去らなくてはいけなくなった(戦力外通告を受けた)選手や選手たちを積極的にチームに引き入れ、チーム再編を図ったのです。
選手たちはもともと第一線で活躍していたひとたちばかりなのですが、ほかのチームですでに戦力外通告を受けた人ばかりですし、さらにはチームの平均年齢も高く、それは外からみたら無謀ともいえるチームづくりだったのです。しかしそこには真剣に“アイシンを日本一にしよう”という鈴木監督の目標のもと、一度は自暴自棄になりかけた選手たちが、アイシンというチームで、再度夢を目指している姿がありました。佐古選手などの選手のインタビューもあり、花形選手だった頃のプライドが邪魔をして、なかなかチームになじめなかった話や、人をたてるプレー戦術、ここで本当にバスケットはチームプレイだということを実感したなどを語っていました。
そしてなんと、シーホースは2年後にオールジャパンで準優勝をするのです。その翌年は見事優勝し、そこから4連覇を達成。
※ドキュメントが放送された年は準優勝したところでおわりでした。

友人がトヨタアルバルクのネタをblogで話題にしており、気になって久しぶりにこのチームのことを思い出して調べてみましたら、なんとスーパーリーグに昇格しており、しかもものすごいことになっていて、本当にびっくりしました。

失礼ですが、jbにいるのかと思って探したらチーム名がなくて、廃部になってしまったのでは? とすら思ってしまったので。

真剣な努力は不可能を可能にするんですね。
また実例を見せていただきました。

アイシンシーホース