世界フィギュア2007 エキシビジョン

友人から誘いを受けて、世界フィギュアのエキシビジョンを見てきました。
私は生でスケートを見るのは初めての経験で。スケートリンクが“銀盤”と呼ばれる意味がようやく今日わかりました。
何もなくとも、リンクがキラキラしており、ひとたび演目時になると、さまざまな照明に反射していろいろな顔を見せてくれます。そしてそこに選手のスケートがあいまって、幾度となく、バレエを見ているような感覚になりました。

印象に残ったのはトマシュ・ベルネル選手のパフォーマンス。 衣装が黒ピンクで、それだけで、なんか素敵。そして曲がはじまり、なんと! ピンクパンサー! これはエキシビジョンならでは。彼のエンターテインメント性に脱帽です。
表現力は芸術でもエンターテインメントも共通だということを勉強させられました。
しかし、やはり人を楽しませる、エンターテインメントって、すごいなぁ。

また、トマシュ選手もそうですが、日本人のアーティストである平井堅氏の「エレジー」を選曲した選手もいましたし、日本で開催している、ということも考えたパフォーマンスの数々、プロ精神に、改めて敬意を評したく思います。
※日本の選手は安藤さんだけだったわ。日本の楽曲使用したの。

そして、もうひとつの楽しみはなんといっても衣装です。
基本はキラキラなんですが、女子の衣装は、回転、スピンすることを前提でデザインされているので、回転時のその優雅さと華麗さといったら筆舌につくしがたいものでした。
ワンピースのスカート部分のカットが、案外アシンメトリーになってる衣装が多かったように思いました。
こういう配慮もスケートならではなんでしょうか? ※軸足のほうを短く断裁することにより、より足を長くキレイに魅せるためとか。

とても素敵なショーでした。

今年のフィギュアは、男子では高橋選手が銀ですし、女子でも安藤選手と浅田選手が金銀ワンツーフィニッシュでしたし、日本のフィギュアが世界のフィギュアになったともいえる、意味ある大会だったように思います。トリノの後、個人的には安藤選手はもう少しメンタルを……。と思っていたのですが、今大会での顔を見たら、ぐっと大人の顔になっていましたね。
カッコよかったです。