世界最速のインディアン

新宿のタイムズスクエアにて、「世界最速のインディアン」を鑑賞。
仕事柄、試写が昨年来てて、いきたいなぁ。って思っていたにもかかわらずタイミングを逃しました。
で、いろいろなライターさんから、「いいよー」。って言われてて、見たかった1本。
※日本人の女性がプロデュースしてるんですよねぇ。それもしびれました。

しみた~
泣いた~
あったかかった~

見る前まで『ストレイトストーリー』的な映画かな。って思ってたのですが、
いやいや・・・。泣かされた。

物語はバート・マンローという人の実話をもとしたロードムービー。
ニュージーランドに住むバート、年金生活、貧乏老人。そしてバートが愛するバイク(むちゃボロ)“インディアン”。
バートはその愛車のバイクがいったい何キロだせるのか。その真実を知るべく63歳にして聖地である、ユタ州ボンヌヴィルを目指し、旅に出るわけです。
※ボンヌヴィル=湖が干上がった塩の大平原で、限界までスピードを出せる、モータースポーツの聖地
そして、バートは聖地で愛車の“インディアン”の最高速度を・・・・。そんなお話です。

旅の途中、バートと出会うさまざまな人、カルチャーを、いたって普通に描いていくんですが、そのひとつひとつのエピソードが、まぁ、ほんといいんです。
私にとってはすべてがツボでした。一瞬、バートが、寅さんに見えたよ(笑)。

猟奇的な役のイメージがあるアンソニー・ホプキンスですが、まったく違う一面を見せてくれます。
これは、久しぶりに声を大にして全力でお薦めたい1本です。全世代対応型映画。
#新宿なら、“インディアン”のレプリカが展示されていますよ。

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