王子から瞬間を見る
今度こそ、何が何でも。
私の大好きなピアニスト、塩谷さんのライブが、ブルーノート東京で決定しました。※6/2(土)、3(日)、4(月)
塩谷さんといえば、後悔先に立たずですが、私、FOAKとしては最後の公演になってしまったブルノ、実は仕事でいけなかったのです。
FOAKのメンバーである青木さんとは、斉藤ノブさんのライブでお世話になった以降、何かと交流がありました。確かFOAKのブルノのチケットをルンルンでゲットした直後あたりにお会いする機会があり、一緒にお酒を飲みながら、「めっちゃ楽しみです」と伝えたところ、「まってるよー」とおっしゃっていただいたにも関わらず、いけなかったのです。
今こうして書いているだけで、なんか胸がザワつきます。
過去にもこういうことがありました。
それは・・・。NIRVANA。
私はこの件以降、ライブは何がなんでも、その瞬間を見ることに絶対の意味を見出してきました。
残念ながら、FOAKもNIRVANAももう2度とライブを見ることはできないのですけれど。
同じ世代で生きていたのに……。残念でなりません。
話を戻して、塩谷さん。
実はこの週末にもライブあるんです@丸ビル
「グリーンリボン・チャリティーコンサート」
これにあたり、塩谷さんがこんなことを書かれておりました。
なんだかね、最近、自分のピアノ、というか音楽が、何かの役に立つということがとても大事な、とても嬉しいことなのよのさ。そりゃプロだから音楽でお金もらわないと生活できないし、次にまたクリエイティヴなことをするにはやっぱりお金は必要だよね。
でもさ、拍手には代えられないんだな。あ、来てくれなきゃダメっていう意味じゃないよ。CD買って聴いてくれて幸せな気持ちになってくれたらめちゃくちゃ嬉しいし、ラジオか何かで偶然耳に引っ掛かってくれただけでやっぱり嬉しい。
大きなこと言うようだけど、何か自分の存在意義みたいなものが感じられる時、音楽に感謝せずにはいられないのです。
(引用:「先に言っとく、まめに更新しないぞでもたまには来てね日記」 )
ライブでの拍手、私自身に置き換えたら、さしずめ生のご意見や読者アンケートにあたります。
この威力は本当にハンパではありません。塩谷さんの言っていること、おこがましいけれど、わかります。
本当に嬉しいんですよね。逆に落ち込むこともありますけれど(苦笑)。
でもどちらにせよ、この仕事しててよかったなぁと思う瞬間のひとつは、このご意見を読んでいるときですね。
長くなりましたが、本や雑誌と違って、ライブは瞬間です。今日という日は今日しかないし、今日しか感じられない。
だからこそ、ものすごく貴重だと感じます。
紙から音は出ないけれど(くやしいな・・・)、それでもみんなに届きますように! CD買って(借りて)聴いてみたいって思ってくれますように。という心意気だけは持って、今日も原稿書いている私です。
んがーー、仕事がおわらないです。お母さんーー!