2007年初 新感線
今回はお友達にとっていただきました。ありがとうございました!
ということで、いってきました。新橋演舞場!
『朧の森に棲む鬼』
さすがのヒトコト。『吉原御免状』からはじまった、この第二章、いのうえかぶき“時代劇アクション”健在です。
舞台セットも素敵で、ここまで水をふんだんにつかった演出は、新感線では初めて見ました。もう怖いものナシですな。
今回主役は市川染五郎さんです。お染さんといえば、『アテルイ』『阿修羅城の瞳』とかをみてきました。今回は5回目です。
※実は日本舞踊のふりつけも錦升さんとして参加してるんですよねぇ。染さん。そういえば、『吉原御免状』でも所作指導ってクレジットあったっけ。
ほかは秋山奈津子さん、真木ゆう子さん。そして・・・古田新太さん、高田さん、粟根さん。。。新感線フルメンバーです。感涙。
【THE 新感線】が枯渇していた私。新橋演舞場ということも手伝い、今夜は満たされました。
お話は、中島かずきさんもおっしゃってましたが、「リチャード三世」と「酒呑童子」の世界観があわさったもの。登場人物も酒呑童子からきているものが多かったです。ちなみに主人公は「ライ」というのですが、源頼光からきています。(頼(ライ))
そして・・・・・。自分の野望のためには手段を選ばず、だまして裏切り、王になった男。そんなお話が「リチャード三世」。
今回の主人公、ライはまわりの人を「言葉でたらこしみ」騙し続けて王の座を手に入れていく。
そうです。嘘、Lie・・・ライ。ってわけです。
始まってすぐの殺陣、効果音とあってなくて、どうしたのかな。ってちょっとざわつきましたが、中盤にはもりかえし……。阿部さんのアドリブ(と思われる)もさえまくり。古田さんもどっしりしているし、高田さんのおきゃんぶりも健在で。魅せて笑わせるという黄金比がそこにはありました。
(個人的には、阿部さんのお笑いはもっと抑えてもよかったかなと・・・・)
今回真木よう子さんを舞台では初めて拝見しましたが、映画同様、やっぱり素敵。声が、声が。低くて・・・。ものすごくカッコよかったです。この方ウォッチしていきたいですね。
2007年、いうのうえ歌舞伎第2章。1年ぶりのオリジナルだったし、これからが楽しみです。
夏にまた楽しそうなお芝居を予定している様子。「犬顔家の陰謀」だそうです。いきますよ!
と、とても満足して帰宅しましたら、「写楽考」の先行が来ていました。
こちらは堤さんです。いきますよ!