ウキウキ本屋

小沢健二さんの「痛快! ウキウキ通り」をもじりました。

ということで、12月、暮れも押し迫った今日このごろ、本屋さんに行くのが楽しくて仕方ありません。
どの雑誌も“2006年総ざらえ!”的な特集を組んでいて、雑誌1冊そのもののお得感があります。
うーん。素敵。
ということで、恒例で「ミュージックマガジン」を。そして「STUDIO VOICE」、コレは秀逸でした。90年代の代表的な写真集を紹介しているページは懐かしさもあいまって、血中酸素濃度UP! です。言わずもがなな、平間至さんとかホンマタカシさんとか、川内倫子さんとか揃い踏みです。
もちろんADの中島さんだって健在で。
※個人的に中島さんと好み合うんですよねぇ。昔から。カッコイイと思う何気ない雑誌とか広告とかPVとか、中島さんの作品だった確率、かなり高し!

そして、とんでもない人みつけちゃいました。
殿村任香さんというカメラマンさん。作品が最高にカッチョイイ。女性のカメラマンさんに、こんなに心動くのは久しぶりかも!!
雑誌の中では小さい写真しか載ってないのですが、それだけでも、その写真から光が出ているんです(私的)。
まぶしいのです(私的)。
この、夢っぽさと、リアルな現実のバランスと、色使いの妙は、彼女オンリーワンですね。
蜷川実花さんも素敵な写真を撮るかたですが、あの作りすぎ感が商業っぽさを強調していて(私的)、うーん、これって写真でやる必要あるのかなぁ。とか感じていたもので、殿村さんの作品を見て、そのざらついた感覚が一掃されたような、心のもやもやが晴れたような気分で、とても爽快です。

蜷川さんと殿村さんの作風が違うことや、見ている方向が違うことも承知ですし、蜷川さんも好きですけれど、やっぱり“写真”となると、私は断然ライブ感、瞬間を見てしまいます。
きっとそれは、以前カメラマンさんに独自でアンケートをした際に出した結論、

「写真の究極はスナップだ」

というものにかかってくるのではないかと思う、本日の私です。

【備忘録】
原稿・サーバ、インタビュー、スケジュール確認、青山