ヒデ引退……
引退すると報じられ、すぐに彼のメッセージを見るために、.netへいった。
そこには、とても大切な言葉たちがたくさんあり、正直胸がつまって、涙があふれてきてしまった……。
プロになって以来、「サッカー、好きですか?」と問われても
「好きだよ」とは素直に言えない自分がいた。
・・・以下略・・・・・・・・・けれど、プロとして最後のゲームになった6月22日のブラジル戦の後
サッカーを愛して止まない自分が確かにいることが分かった。
自分でも予想していなかったほどに、心の底からこみ上げてきた大きな感情。それは、傷つけないようにと胸の奥に押し込めてきたサッカーへの思い。
厚い壁を築くようにして守ってきた気持ちだった。これまでは、周りのいろんな状況からそれを守る為
ある時はまるで感情が無いかのように無機的に、またある時には敢えて無愛想に振舞った。
しかし最後の最後、俺の心に存在した壁は崩れすべてが一気に溢れ出した。
(nakata.net)
↑改行とかそのままにしたいので、引用して崩れてしまってもうしわけないです。
大切だからこそ、キライになりたくない。
他人に傷つけられたくない。
これはヒデがどれほどサッカーへ誇りをもっていたか、ものすごく愛していたかの証明だ。
“わかる”なんて安っぽい言葉使いたくないし、とてもではないが、自分と並列で語れる相手ではないので、発言はつつしむ。
一流とは、とてつもなくタフだ。
ヒデの引退で改めて思う。
今ある、大切なものを自分のチカラで守りたい。
私は途中で心の奥からその“やわらかくて大切なもの”を取り出してあげないとダメな人間なため、それを心の奥から取り出した瞬間に人に傷つけられないためにも、もっともっと強くならねば。と。
好きなことを仕事にしている以上、このテーマは私の中では永遠だ。
今まで、私にいろいろなことを教えてくれました。ありがとう。中田英寿選手。