イチロー選手の記録に思う
イチロー選手から出る言葉はなんて格好いいのだろうか。
私が唯一疎い分野。それが野球。
そんな私でさえも、イチローだけは日本にいるときから、格好いいと思っていた。
その格好よさは野球のスタイルのことではない。
「イチロー」という生き方そのもの。
不言実行、有言実行。
彼から発せられる言葉は、どれもが強く輝いていた。
そしていつも私の胸にキラキラ輝いて映った。
年齢が近いこともあり、僭越ながら「同じ世代で、イチローみたいに生きている人がいる」と、思うことで自身のモチベーションをあげたこともあった。本当に僭越。。すみません。
そんな彼がアメリカで、結果をだしたわけである。
先述したが、私は野球に疎い。ルールでさえきちんと把握してるか怪しい。
したがって野球のうんちくをいろいろと語れないのだが、私にとってそんなことは瑣末なこと。
(いや、本来は野球のほうが大事なんだが・・)
なぜなら、私は彼の野球ではなく、彼自身に惚れているから。
今回、ここに残そうと思ったことは、以下のことがあったから。
記録を出したあと、記者とイチローの一問一答での1コマなのだが、
久しぶりに、彼の発した言葉で、私は震えた。
――記録達成には重圧がかかったか。
僕はやりたいと思ったことはやる。やりたいとか、やれるとか思うと、プレッシャーはかかるもの。注目を苦しいと感じることはない。注目をされないと僕らは終わってしまう。
――自身の年間最多安打記録は破られるか。
84年もなかったことだが、ここにやってしまった人がいる。自分がもう一度破りたい。
しびれた。
彼は努力の人であって、天才ではない。
ハンパではない精神力はどこから来たのか。
自分と闘うことで、乗り越えてきた以外なにものでもないのだろうが、それにしてもすごい。
いつかお会いできる機会なんかに恵まれるよう、自分も彼に負けないオンリーワンの何かを見つけたい。
たとえそれを見つけられなくとも、心意気だけはいつも持っていたいものだ。
イチロー選手の記録から、私は思う。