ディレクション能力が欠落

とある企業ものの、季刊誌を制作中。
いやぁ、つくづく電通や博報堂の人たちは優秀だと、思った今日です。
ディレクション業務が不得意な方が、代理店にお勤めされているという現実は、実に恐ろしいものです。
おかげで最近の仕事のペースが乱れまくりです。
あらかじめつっこまれる要素を残したまま、クライアントさんに提出するんじゃありません!
もしつっこまれても、全身全霊でフォローすべきです。

私は編集という立場で、初稿などを提出する際、やはり先方から、あぁの、こうの、と言われることが多いのですが、自分が制作している以上、あがりに関してはすべて自分の責任、というくらいの意識で先方との話し合いに臨んでいます。
たとえばデザイン修正を打診された際、指摘箇所がデザイナーの神様が住んでいると箇所だと編集者的に判断した場合、なんとか先方に納得してもらうよう説得に入ります。
そこはもう、口八丁、手八丁で。
でもその際、先方から発せられる疑問、意見は、後日どうしてもダメだった場合のデザイナーさんへの説明にもなるんです。
次回にもつながりますし。大事なんです。本当に。
当然、これを飲むかわりに、こっちは飲まない、などという自分の中でのかけひきバランスは持っていますが。

最近、こういうことをせず、指摘された際「はい、わかりました」とだけ言ってもってかえってくる編集者や代理店が多すぎるように思います。そんなんで、どうやって制作に説明するんでしょうか?
その前に、それぞれちゃんと仕事してるか? と感じますねぇ。ちゃんとディレクションしろよって感じです。

そのような案件を「はいわかりました。」
といって納得してくれるほど、志の低いクリエイターは私のまわりにはいないし、正直これ以上この状態が続くと、救いのない仕事になる可能性大。

お金は大事だけれど、デザイナーさんや、この仕事にかかわっている私経由の人たちの心意気を踏みにじられる仕事は、やっぱり反対だなぁ。

“ディレクション能力が欠落” への1件の返信

  1. その通りだよね。。。
    博報堂あたりだと個々のレベルが高いのは当然だけど
    社員教育というものがきちんとしてるよね〜。当たり前か・・・
    うちの代理店の従業員に言ってやってください。意識低いです。制作に直しをそのまま入れてきます。
    あげく「やれよ!」です。
    こんな糞会社、爆破してもよいですか??
    作った物に愛がないね、うちは。。。

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